A page of the collagen

コラーゲンの種類

現在、ヒトのコラーゲン蛋白質は30種類以上あることが報告されており、それぞれのコラーゲンはI型、II型のようにローマ数字を使って区別されています。例えば真皮、靱帯、腱、骨などではI型コラーゲン、関節軟骨ではII型コラーゲンが主成分になっている、といった感じです。またすべての上皮組織の裏打ち構造である基底膜には、IV型コラーゲンが主成分になっています。体内で最も豊富に存在しているのはI型コラーゲン等々、これらのコラーゲン蛋白質は二つのタイプに大別され、コラーゲン細線維を形成するタイプのコラーゲン蛋白質は、線維性コラーゲンといいます。また線維を形成しないものを非線維性コラーゲンと呼んでいます。非線維性コラーゲンは、繊維状にはならずに細く微小なコラーゲン分子のまま、結合組織の構成成分となります。

 

I 型コラーゲン

線維性コラーゲン。最も大量に存在するコラーゲンであり骨に大量に含まれ、骨に弾力性を持たせるために働いています。また、皮膚の真皮にも非常に多く皮膚の強さを生み出す働きがあります。I型コラーゲンは、α1鎖(I型) 2本とα2鎖(I型)1本が集まって形成されており、型コラーゲンは多くの組織でコラーゲン細線維やそれが集まったコラーゲン線維の主成分になっています。
また、化粧品のコラーゲンは保水が目的で配合されていて、皮膚にコラーゲンを塗ったからといって、それが皮膚から吸収されお肌がつるつるになるような効果をもたらすことはないので注意しましょう。

 

II 型コラーゲン

線維性コラーゲン。おもに関節軟骨に含まれているコラーゲンであり、眼球の硝子体液の成分となります。II型コラーゲンは3本のα1(II型)鎖から構成されています。

 

III 型コラーゲン

線維性コラーゲン。I型コラーゲンの存在する組織にはIII型コラーゲンも共存する場合がほとんでです。このIII型コラーゲンは、コラーゲン線維とは別の細網線維(さいもうせんい)と呼ばれる細い網目状の構造を形成しており、細胞などの足場を作っています。このコラーゲンは皮膚の老化と密接な関係があります。

 

IV 型コラーゲン

非線維性コラーゲン。基底膜に多く含まれていて、平面的な網目状のネットワークを形成しており、基底膜の構造自体を支えています。基底膜はすべての上皮組織の裏打ち構造になっていて、上皮細胞の足場となっています。

 

V 型コラーゲン

線維性コラーゲン。I型コラーゲン、III型コラーゲンの含まれている組織に、少量含まれているコラーゲンです。V型コラーゲンは、α1(V型)鎖、α2(V型)鎖、α3(V型)鎖が様々な割合で混合した三量体の混合物といえます。

 

VI 型コラーゲン

非線維性コラーゲン。VI型コラーゲンはα鎖が2本逆向きに会合したものが2つ集まった四量体を形成しています。細線維(マイクロフィブリル)の成分で、細線維は、コラーゲン細線維とは別の線維状構造をしています。直径13 nm程度で細胞外基質に存在します。

 

VII 型コラーゲン

非線維性コラーゲン。IV型コラーゲンと同様に基底膜の構成成分です。三量体を形成しています。

 

VII I型コラーゲン

非線維性コラーゲン。血管内皮細胞などが作っており、他にも盛んに形態形成が起こっている組織で多く作られています。

最終更新日:2015/7/7